マジョリカ実験ブログ
富山 塾 小学生
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また、大雨特別警戒警報が出ました。今年は、大雨による被害のニュースが毎日のように放送されています。子どもたちは、例年にも増して、多く目にしています。地球温暖化の影響が、子どもたちの生活にも目に見える形で表れてきているのです。

そこで今年は、土砂降りのときの運動場を観察するという単元の導入事象をやめて、ニュースから入ることにしました。5年生の生活に、災害のニュースが十分に入り込んでいると考えたからです。

導入時

T: ニュース見た?

C: 見た。見た。広島の大雨の被害がすごい。

C:土砂崩れがひどい。

T:ひどいって思った?

C: 私も思った。

T:だって?

このように、情意的に「ひどい」ことのうけとめから、被害として起きたことをあげます。岩が流れてきた、家が流された、家の中に泥が入ってきた、電柱が折れた、車が泥に埋まったなど子どもたちが見たこともないような様子を伝えてくれました。「みんな知ってる」と災害の「ひどい」ことに共感します。

次に、それ起きた原因を「何がこのようなひどいことを?」と問いかけ、主語に当たることを、自分の得た情報や経験から考えます。

大雨が原因ですから、「大雨」「水」「たくさんの水」などと言います。そこで「水」という物質なのか、流れる水という様子(現象)なのかをはっきりさせます。洗面器に水を入れておいても、そこには何も力は現れません。しかし、水差しに水を入れ傾けて流すと手に当たる水は、痛く感じます。力が働いていることを明らかにします。

ここでやっと、「流れる水」は力をもち、物を破壊したり運んだりしたりするのではないかという「始めの考え」をもちます。

さらに、その力は、水の量を多くしたり、山から流れ落ちる水など、流れの「傾き」が大きかったりすると、大きく強くなるからではないかと具体的な「始めの考え」ができてきます。8月の大雨のニュースから、子どもたちはすんなり水の力の2つの要素に気づきました。

それを確かめるために、実験方法を子どもたちが考えました。100m走のように、一定の距離を物が移動する時間を比較する方法がやりやすいということで取り組んだのが、写真の実験です。始めに水量の違いと流れる速さの関係を確かめることにしました。

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流す物をいくつも家で用意し、流れやすさの予備実験もしました。雨どいのつなぎ方や傾きを工夫し、自分たちで実験するのは、楽しいようで、「きゃーっ。」「あははは」と楽しそうな声が学校の外に響きます。

自ら考えるというのは、このような実験方法の工夫や、技術の向上、素材の検討なども含むのです。

実に楽しい1時間でした。

写真で流れているのは、子どもが作った緑色のMJS号です。

 

 

 

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