マジョリカ実験ブログ
富山 塾 小学生
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水で湿らせた布巾の観察から始まった水の状態変化の学習では、ようやく加熱して変化の様子を観察する実験を終えることができました。

この実験からは、

1 ビーカーの中の液体から、沸騰したときの泡や、それが破裂したところの見えないものが水蒸気という気体になり、

2 また、ビーカー内に付いた水滴や湯気の様子から液体に戻ったこと、

3 さらに、湯気が空中で見えなくなって、水蒸気になり空気中に広がっていったのではないかということにも、考えが及びました。

そこで、今回は、空気中にある(と思われる)水蒸気をもう一度つかまえようということになりました。

沸騰しているときのビーカー内の温度が100℃以上あり、水滴が」いっぱいついているシリコンチューブの中が、75℃くらいだったことから、「水蒸気を冷やせば、水になる」考えはすぐに出てきます。また、冬の教室の窓の内側に、たくさんの水滴がついて、お絵かきをして遊んだ経験からも、冷蔵庫から湯気のような白い煙が流れ出た経験も、その考えを支えています。

さて、何を変えて、何を比べるのかという実験の目的を確認した後、材料を考えます。教室の空気の温度を変える(冷やす)ための道具、材料として、子どもたちは、次の3つを選びました。もちろん、冷えたかどうかは、温度計で気温を測ります。

1 ビニル袋、保冷剤(表面がつるつるしたもの。触った時に水滴が分かりやすいから。)

2 氷、大小二重にしたビーカー

3 ドライアイス( 一度使って見たかったから)、ビニル袋

ということで、一人ずつ実験を始めました。

氷や保冷材のを使うと、細かなものや大粒の水滴がつきます。ただ白くなっただけだと思っていたものも、さわってみると濡れていることがわかります。

水が、ビニル袋の中から出たのではないかと思った子どもは、袋の口をしっかり絞ります。袋はパンパンになります。つまり、空気は漏れていません。ということは、水蒸気も漏れていないことだと判断します。

そして、「ああ。この水は、周りの空気の中の水蒸気が固まったんだ。」と気づきました。

また、ドライアイスをビニル袋に入れた子どもは、袋を持ち上げた直後から、白い煙が袋の底の方から流れ出ていることに驚きました。やはり、袋のクリを絞って、ドライアイスが溶けて出てきたのではないことを確かめます。

子どもたちは、ドライアイスの袋の下に方に、「白い毛みたいものが生えてきた!」と大喜びです。さわって、「アッ、氷だ!」とびっくりしています。

袋の下の方に、温度計を当てると、ー30℃からさらに下がり続けます。室温は21℃。氷で冷やした子どもは、ビーカーの中がIMG_514510℃よりさらに下がり続けていると報告してくれました。

冷やす温度によって、水蒸気がどんな状態になるのかを、はっきり比べることができた実験でした。

そして何より、順序良く状態が変化することだけでな、急激な温度変化が

気体 ⇔ 固体

の状態変化を起こさせることにも気づくことができました。

冬のニュースでよく聞く「ダイヤモンドダスト」について、「ははん。」と納得した時間になりました。

4年生の今頃になると、同一の仮説の検証のための、多様な実験方法の結果をまとめる力がついてきたと、子どもたちに感心させられた授業になりました。

 

 

 

 

 

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2018.03.29
3年生の授業

学校の周りの花

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2018.03.29
6年生の授業

卒業パーティー

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2018.03.02
5年生の授業

条件制御 誤差