マジョリカ実験ブログ
富山 塾 小学生
2019.01.22 (Tue)
3年生の授業

新しい取り組み

富山 塾 小学生

IMG_5979IMG_5980子どもたちは、何を観察しているのでしょう?

実は、12月のホウセンカの様子を確認しに出てきたのです。

ホウセンカの花から実、そして種がたくさんできたことを確かめた後、「このホウセンカをどうしたい?」と問いかけました。すると、

「学校のホウセンカは、抜かれてしまったので、これからどうなっていくか見たい。」という意見が出ました。小学校では、子どもたちが納得する前に「いつの間にか抜かれていた。」「レタスが植えられていた。知らないうちに。」というのです。

1年生のアサガオの栽培でも、同様のことがよくあります。葉が落ちたアサガオを抜き、リースを作るのです。子どもたちは、葉が落ちても、死んだとは思っていません。子どもの言葉によると「桜は、また春になったら花が咲く。」からだそうです。

植物の生死についての実践研究は、25年ほど前に行いました。生き物は死ぬものということに気づくのが、1年生で行う自然観のベースになるという考えです。

今の子どもも生き物を理解していくうえで、踏まえる大切な概念と考えます。

そして何よりも、子どもの知りたいという欲求を満たさないで、教師の都合で「自然に関する知識を教える」授業は、子どもの主体性を伸ばさないどころか、つぶしてしまいます。「~したい」という言葉の裏には、子どもなりのイメージ、考え、思考があるのです。ただ、自覚していないだけです。

 自覚する機会を作るのが教師の役目です。

「ホウセンカをもっと見ていきたい」と、子どもたち全員が求めました。そこで、納得するまでホウセンカを育て続けることにしたのです。

さて、写真をご覧ください。緑の支柱の近くに茶色く枯れたホウセンカが見えます。この様子を見ても、子どもたちは、「色が黒くなってきた。倒れてきた。」と言いますが、「枯死した」とは言いません。

よく見るため、ほいと茎を立てようとすると、茎が持ち上がってしまいました。根が切れ茎から落ちてしまったのです。子どもたちから、「死んだ。」という声が漏れました。「もうホウセンカは死んでいる。」ことを納得した瞬間です。

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1月は、電気が通ると明かりがつく学習に入りました。豆電球、乾電池、導線は、今では子供の生活では使わない道具です。

これらを順序よく提示し、どのような働きをするのか説明していきます。

豆電球⇒豆のように小さい電球⇒大きい電球⇒電気でフィラメントが光る

豆電球のつくり

乾電池⇒乾いた電気の池⇒バッテリー、濡れている、池⇒乾電池の発明 利便性

電気を通す物⇒ 金属?(子どもの知識)どう線⇒どんな漢字

どう ⇒ 銅 動 同 道 導?⇒ 英語 リード線 ⇒ リーダー 指導者⇒ 導く

このような対象に関する基礎情報を得るのは、問題解決に使う情報は、教科や学習にかかわりなく、脳内に存在する情報であることという学び方を学ぶことにもなります。教師が教えるのは、内容でなく学び方が大きなウエイトを占めます。

話をもとに戻しましょう。

乾電池ホルダーやソケットは、操作を楽にする道具です。それらを使って、豆電球を光らせました。その前に金属としてハサミ2個やスプーンで豆電球を光らせました。3nenn dennki IMG_6039

 

 

 

 

まずは、オーソドックスに回路を作りました。それをくりかえすうちに、「せんせい、この導線、切ってもいい?」とY児が問いました。すかさず「それで何がわかるの?」「切れたらつながっていないから、豆電球の光が消える。」という

IMG_6050考えを説明してくれました。「そうなるかねえ。じゃどうぞ。」というとハサミ取り出したY児にほかの子から、「え~っ、切ってもいいの。」「いいですよ、自分の確かめたいことだから。」

ぷつんと導線を切った瞬間に、「あっ、消えた。」明かりが消えました。その次に、Y児は、写真のように、導線をつないで電気を通そうとしました。そして、「中の金属をくっつけると、光るよ。電気が流れる。」と言ったのです。

次回は、いろいろなものに電気を流して、電気を通す物の仲間分けをし、金属(電気を通しやすいもの)が本当に電気を通すのかを、確かめます。このように子どもたちの興味を生かすことで、無理なくどんどん学びが深まっていきます。

何より、主体的に学ぼうとする態度が育ってきています。

マジョリカ実験学校では、子どもたちがやりたいことを決め(その根拠を考えることで羽目を外しません)それを保障しているのです。

 

 

 

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