マジョリカ実験ブログ
富山 塾 小学生
2019.12.12 (Thu)
3年生の授業

感覚とデータ その1

富山 塾 小学生

3年生は、「暖かさ」を「温度」の数値に変えて、個人の感覚から仲間と共有することができるようにする学年です。

このほかにも、ホウセンカが「良く育った」ことを、高さ、葉の数、花の数、取れた種の数など数値「データ」に変えます。

また、見えない磁石の力を、手ごたえだけでなく、磁石に付いたクリップの数や、磁石からクリップまでの距離、引き付けるものと磁石の間に置いた板の枚数などで数値化します。

自分の感覚という個人の情報を、「データ」化する科学への入り口に立つ学年です。

ここでいう「データ」は、数値だけでなく映像、動画、グラフなども含みます。仲間と共有できる、時間空間を超えるものです。

数値化やデータ化によって、仲間とそれらについて意見を述べたり質問したりするなど共通の事柄についての情報交換ができるようになります。また、時間に伴う変化や物や力の比較、関係づけを行うことができます。科学的な見方へのスタートになります。データ比較は、理科学習での重要な意味をもっているのです。

さて、近年は、web画像で実験を省略したり、教師の説明で授業を進めたりすることがますます増えてきました。近代的でスマートな授業です。

しかし、ここに落とし穴があると思います。

子どもたちは、一見分かったつもりになっています。ところが、読み取ったデータが感覚と繋がっていないのです。俗にいう「すとんと納得した感覚がない」ままになります。これは、子どもたちの「すっきりしない」という言葉でも表されます。

データ(資料)⇒感覚の一方方向の変換だけでは、「学び」が始まりません。

ゴールエリアにピタリと停止 イェ~イ!

本来、生き物である人間の学びは、感覚で対象を認識することから始まります。感覚で得た情報を頭の中で構造化し統合していくことが学びとも言えます。

感覚⇒データのこの方向の置き換えが重要なのです。五感を通して実物に触れる。実際に操作して確かめる。この活動です。これらの活動でデータ化(’抽象化)を行う脳の働きだけでなく、感覚も研ぎ澄まされていきます。手先も器用になっていきます。

先週、「ゴムの力で動く車」の単元が終わりました。十分に納得するまで触れ合えた子どもたちの姿を、是非6年生までつなげたいと思います。

 

 

 

白衣アップ
2019.12.04
学習環境 全般

白衣で科学者気分UP!

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2019.09.17
3年生の授業

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